山口県労連の日々の活動を紹介します。 (県労連情報PICKUP は こちら)
山口県労連では2021年に「最低賃金が1000円になった場合・1500円になった場合の山口県内の経済効果」を公的データに基づいて分析しました。最低賃金が1500円になった場合、『山口県内のGDPを4.4%押しあげる』という結果となりました。(調査結果はこちら)※後日UPします
山口県労連では2018年に生計費試算調査に取り組みました。
「山口県で労働者があたりまえの暮らしを送るために必要な費用」を科学的データにもとづいて明らかにしました。
2019年5月には、第1弾として山口市内で「若者が人並みの暮らしをする」ためには、少なくとも時給1600円程度が必要であるという調査結果を発表しました。(調査結果こちら)
2020年1月には、第2弾として、「山口で普通に子どもを育てるためにはどのくらいの費用がかかるのか」という子育て世帯モデルの調査結果を発表しました。(調査結果はこちら)
山口県労連でも取り組んだ「最低生計費試算調査」は全国でも取り組まれています。若者が自立して生活するために必要な額を調査した結果では、全国どこでも生計費に大きな差がないことがわかります。しかし、日本の地域別最低賃金では、1163円から951円まで212円もの差があります。(2024年10月現在)地域別の最低賃金が、地方の賃金上昇をおさえ賃金の高い都市に若者の流出を招いています。
10月1日から山口県の最低賃金は、現在の最低賃金時給928円から51円アップして979円になります。過去最高の増額ですが、今の物価高騰分を後追いするだけであり、特に最低賃金近傍で働く労働者の生活改善には繋がらないものです。
私たち労働組合は、最低賃金を全国一律にし、1500円に引き上げることを求めています。
(2024.10)